レポート[report]

2019.
7.31

2019年5大事務所のパートナートラック -2-

2019年5大事務所のパートナートラック -2-

3.2019年度5大事務所の新パートナー:60期以降の若手世代に移行が始まる

 2019年度の5大事務所の今年度新パートナー総数は、53名で昨年の62名より少なくなりました。 昨年まで、新パートナー数は増加傾向が続いていましたが減少に転じました。

今年度、新パートナーの所属期でもっとも多かったのは、昨年同様に法科大学院制度の下に生まれた60期でした。次に多かったのは61期であり、着実に法科大学院世代に5大事務所のパートナー層が移行し始めている兆候が表れています。50期台後半の新パートナー就任数は圧倒的に減少しているのがわかります。ここから5大事務所のパートナーシップ構造が理解できると思います。


 一方、5大事務所の新パートナー選任でのジェンダー格差の解消は遅々として進んでいません。特に、森・濱田松本と長島・大野・常松は、今年は一名も女性パートナーが選ばれませんでした。特、に長嶋・大野・常松昨年に続き女性パートナーを選任しませんでした。これまで5大事務所のパートナー選任においてジェンダー格差が著しいことを指摘してきましたが、一向に改善される兆候は見えません。


 また、新パートナーの学歴は、新パートナーの東大出身者が全体の67.9%と昨年の43.5%を大きく上回りました。以下、2位は慶應、3位が京大となっています。法科大学院時代になり学歴の多様化が一時期進んだように見えましたが、過去の状況に戻りつつあるのかもしれません。


2019年度新任パートナーの修習期別人数


以下の項目について、より詳細な情報をご覧になりたい場合はジュリナビにてご覧ください。
■ 2019年度新任パートナーのジェンダー別人数・割合
■ 2019年度新任パートナーの出身大学別割合
■ 5大事務所のパートナー及びアソシエイトの人数とレバレッジ・レシオ
■ 5大事務所のレバレッジ・レシオ経年推移
ジュリナビ「2019年5大事務所のパートナートラック -2-」

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