レポート[report]

2017.
8.20

ジュリスティックス通信 2017.8

ジュリスティックス通信 2017.8

■INDEX ■

[1] 8/21付日本経済新聞「インハウス弁護士 存在感」の記事のご案内
[2] 弁護士・法務人材の最新転職状況(ジュリナビキャリア調べ)
[3] 法科大学院協会/日本弁護士連合会「ロースクールへ行こう!! 2017
  ☆ 列島縦断 ☆ ロースクール説明会&懇談会」出展について
[4] 「社内弁護士・法務人材採用セミナー」(2017年9月15日(金))、「弁護士・法務人材採用 採用相談会」のご案内

 *ジュリスティックスは、毎月1回、弁護士・司法修習生・修了生のご採用に関する情報をメールマガジンにてご案内しております。ご登録はこちら



[1] 8/21付日本経済新聞「インハウス弁護士 存在感」の記事のご案内

 本日8/21付日本経済新聞にて、インハウスローヤー(組織内弁護士)に関する記事が掲載されました。


■インハウス弁護士 存在感
 10年で10倍、IT企業が積極採用 新事業、法的リスク見極め

 http://www.nikkei.com/article/DGKKZO20126810Y7A810C1TCJ000/


 本記事では、多方面の弁護士、企業法務の方々に取材されており、また、具体的な数値やグラフまで紹介された記事は、初めてではないでしょうか。また、僭越ながら弊社野村も取材いただき、コメントが掲載されております。


 引き続き弊社では法曹の魅力向上、法科大学院志願者増のために、各大学様、法科大学院協会様、日本弁護士連合会様、また日本経済新聞社様へ情報提供に努めて参りますので、今後とも宜しくお願い致します。
 また、各種データ活用等につき、ご要望等ございましたら是非ご相談下さい。



[2] 弁護士・法務人材の最新転職状況(ジュリナビキャリア調べ)

 弊社の弁護士・法務人材向け就職・転職支援サービス「ジュリナビキャリア」では、これまでに多くの弁護士、司法修習生、未合格者を法律事務所や企業にご紹介し、ご入社の支援をさせていただいております。


 その中から今年「ジュリナビキャリア」をご利用いただき、就職・転職された 方の事例を一部ご紹介致します。


■ 経験弁護士/法務人材の転職事例(一部)
求職者属性 内容 報酬
50代前半 男性 弁護士(経験10年以上)法律事務所(外資系) ⇒ 法律事務所(企業法務系)パートナー弁護士として移籍
50代前半 女性 弁護士(経験10年以上)企業(外資系/金融) ⇒ 企業(非上場/銀行業)1,000万円以上
30代後半 男性 弁護士(経験7~9年)法律事務所(企業法務系) ⇒ 企業(非上場/銀行業)1,000万円以上
30代後半 男性 弁護士(経験7~9年)その他(地方自治体) ⇒ 企業(東証一部/サービス業)900~1,000万円
30代後半 男性 弁護士(経験7~9年)法律事務所(一般民事系) ⇒ 企業(東証一部/情報・通信)800~900万円
30代後半 女性 中国律師企業(東証一部/商社) ⇒ 企業(非上場/サービス業)900~1,000万円
30代後半 女性 修了生/社会人経験者企業(非上場/医薬品) ⇒ 企業(東証一部/小売業)500~600万円
30代前半 男性 弁護士(経験7~9年)法律事務所(企業法務系) ⇒ 法律事務所(企業法務系)パートナー弁護士として移籍
30代前半 男性 弁護士(経験7~9年)法律事務所(企業法務系) ⇒ 企業(東証一部/商社)1,000万円以上
30代前半 男性 弁護士(経験7~9年)その他(国立大学) ⇒ 企業(非上場/銀行業)1,000万円以上
30代前半 女性 弁護士(経験7~9年)法律事務所(一般民事系) ⇒ 企業(非上場/銀行業)800~900万円
30代前半 男性 弁護士(経験4~6年)法律事務所(企業法務系) ⇒ 企業(非上場/銀行業)1,000万円以上
30代前半 男性 弁護士(経験4~6年)法律事務所(一般民事系) ⇒ 法律事務所(専門系)900~1,000万円
30代前半 男性 弁護士(経験4~6年)法律事務所(専門系) ⇒ 法律事務所(総合系)500~600万円
30代前半 男性 弁護士(経験1~3年)企業(東証一部/情報・通信) ⇒ 法律事務所(総合系)900~1,000万円
30代前半 男性 弁護士(経験1~3年)法律事務所(一般民事系) ⇒ 企業(東証一部/その他金融業)300~400万円
30代前半 男性 修了生/社会人経験者企業(非上場/サービス業) ⇒ 企業(東証一部/小売業)400~500万円
30代前半 男性 修了生/社会人経験者企業(非上場/IT) ⇒ 企業(東証一部/商社)300~400万円
30代前半 女性 弁護士(経験4~6年)企業(東証一部/化学) ⇒ 企業(東証一部/電気機器)700~800万円
30代前半 女性 弁護士(経験4~6年)法律事務所(企業法務系) ⇒ 企業(東証一部/サービス業)700~800万円
30代前半 女性 弁護士(経験1~3年)企業(東証一部/機械) ⇒ 企業(非上場/エネルギー)700~800万円
30代前半 女性 弁護士(経験1~3年)法律事務所(専門系) ⇒ 企業(東証一部/石油・石炭製品)600~700万円
20代後半 男性 弁護士(経験1~3年)法律事務所(一般民事系) ⇒ 法律事務所(総合系)600~700万円
20代後半 女性 弁護士(経験1~3年)法律事務所(一般民事系) ⇒ 企業(マザーズ/サービス業)500~600万円
20代後半 男性 弁護士(経験1~3年)法律事務所(総合系) ⇒ 企業(東証一部/食料品)300~400万円
20代後半 男性 弁護士(経験1~3年)企業(非上場/エネルギー) ⇒ 企業(東証一部/精密機器)300~400万円
■ 法科大学院修了生(未合格者)の就職事例(一部)
求職者属性 内容 報酬
20代後半 男性 修了生企業(東証一部/商社)400~500万円
20代後半 男性 修了生企業(東証一部/鉄鋼)400~500万円
20代後半 男性 修了生企業(東証二部/輸送用機器)400~500万円
20代後半 男性 修了生/社会人経験者法律事務所・パラリーガル(総合系)300~400万円
20代後半 男性 修了生企業(非上場/サービス業)300~400万円
20代後半 男性 修了生企業(東証一部/機械)300~400万円
20代後半 女性 修了生企業(非上場/サービス業)300~400万円
20代後半 女性 修了生企業(非上場/メーカー)300~400万円
20代前半 男性 修了生企業(東証一部/機械)400~500万円
20代前半 女性 修了生法律事務所・パラリーガル(総合系)300~400万円

 *上記報酬には残業代、その他諸手当は含んでおりません。

 直近数年、弁護士、法務人材の需要増とともに採用事例が増えてきたことで、同人材の相場が定まってきました。


 特に新卒、第二新卒枠の修了生を中心とする年収300万円台の方々につきましても、具体的には月給27万円前後+賞与2ヶ月程度≒380万円前後が主流となっており、一般の院卒者と同等程度となっております。また、この額面に残業代50~100万円程度が付いて年収は430~480万円程度となり、さらに家賃補助等の手当が毎月5~15万円程度が付くケースが多いため、未合格者であっても実質的な年収は490~600万円前後となるケースが一般的になってきています。


 あくまで弊社事例ではありますが、最近では同等の年収レンジで採用を争う企業が増加していることもあり、ベースの年収を400万円以上出すケースも増えていること、また、350万円を下回るようなケースは極めて稀となっています。


 また、中途採用(経験弁護士・企業法務経験者)は、ニーズの増加と転職マーケットにおける希少性もあり、年収は上昇傾向にあります。

 特に、大手金融機関や商社が経験弁護士の採用に積極的かつ着実に採用実績を伸ばしていますが、これは「経験弁護士の年収は1,000万円を超える」=「年収1,000万円以上提示しないと優秀な経験弁護士人材を採用できない」という認識が浸透しているためでしょう。(他の業界よりも年収が高い業界ということもあると思います。)


 新卒採用(修了生・司法修習生)は、法曹資格の有無によって多少報酬に差異はありますが、概ね一般の院卒採用と同等の報酬体系にあると言えます。しかし、新卒採用時に一般の新卒と同等でも、弁護士の場合は以下の通り、その後の勤続年数に応じて、無資格者より報酬の伸びしろが大きいのが特徴です。


勤続年数 1~4年 5~9年 10~14年
弁護士4617611,090
一般企業360456527
(単位:万円)
参照:法務省HP資料「法曹の収入・所得、奨学金等調査の集計結果(平成28年7月)」、人事院HP資料「平成28年人事院勧告」(2016年8月8日) (※弁護士の各年の平均所得は、収入から諸経費を差し引いた金額。)

 最近では、各業界トップクラスの上場企業に加え、スタートアップ系のベンチャー企業も弁護士を1名据えることが多くなっており、ますます弁護士採用の競争は激化しています。


 また、地方の中小企業にも法務採用を拡大する傾向がみられ、弊社へのお問い合せも例年より増えております。しかし採用条件の競争で上記企業に敵わず、採用が難航している状況です。(地方の場合、近郊の法科大学院修了生を採用に至るケースが有力なようです。)


 弁護士・法務人材のご紹介をご希望の事務所、企業様におかれましては、弊社までご相談ください。



[3] 法科大学院協会/日本弁護士連合会「ロースクールへ行こう!! 2017 ☆列島縦断☆ロースクール説明会&懇談会」出展について

 6月に参加させていただきました本イベントにつきまして、10月以降に開催予定の全国各会場にもジュリスティックスが出展させていただけることになりました。

日程 会場
阪神会場10月21日(土) 13:30~17:30大阪市立大学 文化交流センターホール
京都会場10月29日(日) 13:30~17:00京都大学 吉田キャンパス 法経第七教室
広島会場11月11日(土) 14:30~17:00広島大学 東千田キャンパス 東千田未来創生センター
北海道会場12月9日(土) 13:30~17:30北海道大学 文系共通講義棟 法廷教室
名古屋会場12月13日(水) 13:30~17:30名古屋大学 法学部第一講義室
九州会場12月16日(土) 13:00~16:30(後日発表)

 イベント概要はこちら▼
http://www.lskyokai.jp/event/20170619.html
(法科大学院協会HPへジャンプします)



[4] 「社内弁護士・法務人材採用セミナー」(2017年9月15日(金))、「弁護士・法務人材採用 採用相談会」のご案内

 2017年6月時点の弁護士登録状況を調査した結果、組織内弁護士(企業、公的機関、その他団体)に所属する弁護士数は2,059名、企業単独だと、1,829名でした。

 また、企業に所属する弁護士の内訳は以下の通りです。


■ 企業内弁護士の所属状況
2017年6月時点 2016年6月時点
メーカー 576名 509名
金融 507名 509名
サービス 306名 245名
IT 181名 169名
その他 259名 234名
総計 1,829名 1,611名

 企業内弁護士は、この1年で218名増加しており、業種を問わず弁護士の採用が進んでいます。来年には2,000名を突破しそうです。ITがやや伸び率が少ないように見受けられますが、近年では、 金融とITを組み合わせたFinTechや、IoTなどのインターネットを活用した製造業、ITを活用したコンサルティング等、ITに関連した様々な製品、サービスが多数出てきており、実質的にはIT関連業界における弁護士の裾野は広がっていると言えるでしょう。


 本セミナーでは、様々な事例を紹介しながら、最新のマーケット情報のデータ、企業の法務組織、業務内容に応じた採用方法や来期の採用計画についてご説明いたします。弁護士・法務人材のご採用について、お困りのことがございましたら、まずは本セミナーへご来場、または弊社までご相談くださいませ。


■ジュリナビ「社内弁護士・法務人材採用セミナー」概要

日時 2017年9月15日(金)14:00~16:00
場所 〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-10-1
虎ノ門ツインビルディング西棟地下1階 会議室
費用 無料
参加方法  参加ご希望の方は、下記内容をご記入の上、ご連絡くださいませ。

 ・件名     :採用セミナー参加お申し込み
 ・貴社名    :
 ・御参加者氏名 :(ご人数様分)
 ・御参加者部署名:
 ・TEL    :
 ・メールアドレス:
 ・お申し込み先 :contact@jurinavi.com 大久保宛

 また、セミナーのご来場が難しい企業様から多くの要望をいただき、「弁護士・法務人材採用 採用相談会」を受け付けております。

 弊社コンサルタントがご訪問の上、貴社の法務組織のご状況、法務人材のニーズ等をお伺いします。地方の企業様にもお伺い致しますので、是非ご相談ください。


■ジュリナビ「弁護士・法務人材採用 採用相談会」概要

日時 随時
場所 貴社または弊社
費用 無料
参加方法  参加ご希望の方は、下記内容をご記入の上、ご連絡くださいませ。

 ・件名     :個別採用相談会お申し込み
 ・貴社名    :
 ・御参加者氏名 :(ご人数様分)
 ・御参加者部署名:
 ・TEL    :
 ・メールアドレス:
 ・候補日時   :(複数日いただけますと幸いです。)
 ・お申し込み先 :contact@jurinavi.com 大久保宛

皆様のご参加・お問い合せお待ちしております。



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